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【資料】ラニーニャ現象の終了後数ヶ月以内に日本で大地震が起きやすい傾向

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ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より低い状態が続く現象だ。
これが終息した後で、数ヶ月以内に日本で大地震が起きやすい傾向にあることがわかった。

【目次】

傾向

ラニーニャ現象が発生した期間では、その期間が終息する直前から、あるいは終息してから1~2シーズン以内に、日本の太平洋側でM7超の大きな地震が起きることが多いということがわかった。

ラニーニャ現象後の大地震

以下に、ラニーニャ現象が終息してから数ヶ月以内に日本で大地震が起きた例を示す。
場合によっては、ラニーニャ現象が発生している期間だが終息直前であるタイミングで発生した地震も含まれる。

ラニーニャ:1949年夏~1950年夏

・【参考】1950年2月28日:宗谷東方沖(M7.5)

ラニーニャ:1954年春~1955/56年冬

ラニーニャ:1964年春~1964/65年冬

ラニーニャ現象:1967年秋~1968年春

・ 1968年4月1日:日向灘地震(M7.5)
・ 1968年5月16日:十勝沖地震(M7.9)
・ 1968年5月16日:青森県東方沖(M7.5)
・ 1968年6月12日:三陸沖(M7.2)

ラニーニャ現象:1970年春~1971/72年冬

・1972年2月29日:八丈島東方沖(M7.0)、最大震度 5。
・1972年12月4日:八丈島東方沖地震(M7.2)、最大震度 6。

ラニーニャ現象:1973年夏~1974年春

・1974年5月9日:伊豆半島沖地震(M6.9)、最大震度 5、犠牲者30人。
・1974年11月30日:鳥島近海(M7.3)、最大震度 4。

ラニーニャ現象:1975年春~1976年春

ラニーニャ現象:1984年夏~1985年秋

ラニーニャ:1988年春~1989年春

1989年11月2日:三陸沖(M7.1)、最大震度4。

ラニーニャ:1995年夏~1995/96年冬

・【参考】1995年12月4日:択捉島南東沖(M7.3)、最大震度 2。

ラニーニャ現象:1998年夏~2000年春

・ 2000年3月28日:硫黄島近海(M7.9)
・ 2000年8月6日:小笠原諸島西方沖(M7.2)

ラニーニャ:2005年秋~2006年春

ラニーニャ現象:2007年夏~2008年春

・ 2008年5月8日:茨城県沖(M7.0)
・ 2008年7月24日:岩手県沿岸北部(M6.8)
・ 2008年9月11日:十勝沖(M7.1)

ラニーニャ現象:2010年夏~2011年春

・ 2011年3月11日:東北地方太平洋沖地震(Mw9.0〜9.1)
・ 2011年4月7日:宮城県沖(M7.2)
・ 2011年4月11日:福島県浜通り(M7.0)
・ 2011年7月10日:三陸沖(M7.3)

まとめ

このように、ラニーニャ現象の終息直後から就職後1~2シーズン以内に、日本の太平洋側でM7.0以上の大地震が起きる傾向があるが、そのような傾向が見られないラニーニャの期間もあるため、今後さらに検討が必要だろう。




ラドン濃度グラフ:札幌観測点
ラドン濃度グラフ:市川観測点
ラドン濃度グラフ:大阪東部観測点
ラドン濃度グラフ:広島観測点
『RadGraph - 大気中ラドン濃度グラフ集』より


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