防災三昧 by 地震前兆ラボ - 地震前兆研究家の百瀬直也による地震予知・予測・防災情報

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地震前兆百科:水中・水辺の動物:淡水魚:ドジョウ

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ドジョウもウナギと同様に夜行性で、自然環境で目にする機会はあまり多くない。
だが、ドジョウを飼っている家などでは、前兆現象を観察する機会はあるだろう。

【目次】

 

ドジョウの習性

ドジョウはコイ目ドジョウ科に属する。
底生生物といい、水の底の方を好んで棲家として、冬には冬眠する。

通海(トンハイ)地震(1970)

1970年1月5日の中国雲南省で起きた通海(トンハイ)地震は、M7.7の巨大地震で、17600人以上もの犠牲者が出た。
地震の前には、川でドジョウがおびただしく水面に浮かび上がってきたという。

阪神・淡路大震災(1995)

1995年1月17日の阪神淡路大震災の前兆現象を収集した『前兆証言1519!』で、ドジョウの例をいくつか紹介する。


神戸市で1週間ほど前に、飼っていたナマズとドジョウが水槽から姿を消した。
水槽の底に敷いていた砂利の中に潜り込んでいたようだった。


神戸市では、地震の3日前からキンギョ、ドジョウ、コイ、ナマズが一切餌を食べなくなり、泳ぐこともなくなった。
大阪市では、2日前から飼っていた5匹のドジョウが暴れ出し、水槽の側面にぶつかって全部息絶えた。


別の報告では、15日から5匹のドジョウが暴れ出し、その日に1匹が水槽の側面に激突して絶命し、翌日には残り4匹が同様にして亡くなった。
ドジョウの場合も、じっと動かなくなる場合と、暴れだす場合の両方があるようだ。


ナマズやドジョウなどの魚類が地震の前に暴れ出すというのは、多く見られるケースだ。
大阪大学名誉教授の故池谷元伺氏の『大地震の前兆 こんな現象が危ない』によると、地震前の動物の異常行動の多くは、パルス電磁波によって説明がつくという。
水中を流れる電流で痛みを感じていると推測できる。


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東日本大震災(2011)

下記の例は、質問サイトokwaveの回答で、ある主婦が報告したもの。
2011年3月9日に、小学校から帰宅した息子が、「学校のドジョウの様子がおかしい。休み時間ごとに見たけど、変な動きばかりしているから、大地震が来るかも」と言ったという。
「変な動き」というのを、もうちょっと詳細に知りたいところだが、小学生の報告だから仕方ないだろう。


その2日後に発生した東日本大震災(M9.0)で、横浜市中区では震度5強を記録した。
小学生がドジョウの異常行動を見て「大地震が来るかも」と思った判断は、素晴らしいかもしれない。


たとえそうではなかったとしても、そのような観察眼は、今後何が起きるかわからない世界でサバイバルしていく上で大切になるのではないか。
池谷元伺大阪大名誉教授の実験では、ドジョウはキンギョやメダカと同様に、電場に垂直に整列した。これはドジョウを複数匹飼っていないと見られないだろう。

まとめ

・餌を食べなくなり、暴れる(2週間~2日前)
・じっとして動かなくなったり、砂の中に潜り込む(1週間~3日前)

【参考文献】

地震の確率―ヘビやネズミは知っている! (Nesco books)

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前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

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大地震前兆集―これが起きたらすぐ逃げろ (トクマブックス)

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魚と地震 (1957年)

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【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない (プレイブックス)

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ラドン濃度グラフ:札幌観測点
ラドン濃度グラフ:市川観測点
ラドン濃度グラフ:大阪東部観測点
ラドン濃度グラフ:広島観測点
『RadGraph - 大気中ラドン濃度グラフ集』より


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