防災三昧 by 地震前兆ラボ - 地震前兆研究家の百瀬直也による地震予知・予測・防災情報

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【地震前兆百科】どの動物が地震に敏感か~小動物たちはいち早く反応する

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京都大学の前田担名誉教授は著書「生物は磁気を感じるか」で、こう書いている。
「多くの動物は長い進化の間に自然環境に適応できるようになっており、時には天災を予知して、危険をさけることもできるようである」
人間はその進化の過程で道具や言葉を使うようになっていったことで、このような自己防衛本能が退化していったのだろうか。

小動物が先に反応する

中国の地震学者や故池谷元伺教授によれば、まず小動物の方が先に前兆を捉え、大きな動物ほど後になる傾向があるという。
力武常次博士も同様の見解を示していて、動物の異常行動には2つの頻度ピークがあるという。


まず地震の約1ヶ月前から4〜5日前に最初のピークがあり、魚、ミミズ、ネズミ、リス、モグラ、カラスなどの小動物に異常が現れる。これを「第一種動物異常」と呼んでいる。
地震の1日前をすぎて2〜3時間まえに2番目のピークがあり、イヌ、ネコ、アヒル、イタチ、ブタ、ウシ、ウマなどが騒ぎ出す。これを第二種動物異常と呼ぶ。


私は現在、ハムスターの中でも最小の部類に入る、ジャンガリアンハムスターを飼っている。
ケージに内蔵された回し車のカウンター値を毎朝チェックして検証し、Web上で結果を公開しているが、今のところでは、先駆的な研究者たちが主張するように、ハムスターは地震発生の前に活動量が増加するという傾向があるように思う。


https://www.instagram.com/p/Bewd89DAzZ_/
 

電磁波・水位変化・音・匂いに反応?

先に紹介した麻布大学獣医学部の太田教授によれば、動物たちは地震前に発生する電磁波や水位の変化、音や匂いなど、複合的な物理化学現象を五感で察知して、異常な行動をとると考えられるという。
長年の実験を通してわかったのは、実験のために飼育されている動物では反応が現れにくく、野生に近い状態で飼育された動物の方が反応しやすい。

地震前兆に敏感な動物は?

太田教授のこれまでの研究では、電磁波に非常に敏感なのは、ゾウとイルカだということがわかった。
これらの動物は、身近であまり見られないのが残念だ。


これに次いで、イヌやネコにも注目すべきだと太田教授は語る。
家畜化されて野生の本能を失っている部分もあるだろうが、あわせて日本で2,500万匹も飼われているイヌとネコを地震予知に役立てない手はない。


イヌやネコは、震度5以上の地震にしか反応せず、地震発生の3~4時間前に反応するという。
1995年1月17日の阪神・淡路大震災(M7.3)の後に日本愛玩動物協会が飼い犬や飼い猫に対して行った調査では、イヌの25%、ネコの35%以上が地震の前に異常行動をとった。


そこで、【地震前兆百科】では、日本に生息しない動物よりも、われわれの身近で見られる生物を優先的に紹介したい。


※現在日本で唯一、カウンターが付いたドワーフ・ハムスター用ケージ。

マルカン 2階でくるくるM MR-758

マルカン 2階でくるくるM MR-758

マルカン 2階でくるくるM ピンク

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ラドン濃度グラフ:札幌観測点
ラドン濃度グラフ:市川観測点
ラドン濃度グラフ:大阪東部観測点
ラドン濃度グラフ:広島観測点
『RadGraph - 大気中ラドン濃度グラフ集』より


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