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【百瀬直也地震研究室】黒潮の大蛇行の終了後数ヶ月以内に大地震(南海トラフ巨大地震含む)が発生する傾向

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日本の西日本の太平洋側を流れる黒潮(日本海流)が、紀伊半島・遠州灘沖で南へ大きく蛇行して流れることを「黒潮の大蛇行」と呼ぶ。
2017年秋に12年ぶりに始まった黒潮の大蛇行が現在(2018/04/29時点)続いている。
この大蛇行が終了して直進期(非大蛇行期)に入ってから数ヶ月中に、日本の太平洋側でM7超の海溝型地震が起きることが多い、ということを解説する。

【目次】

 

南海トラフ巨大地震と黒潮の大蛇行

私はかつて、自分のブログ及びTOCANAで、過去の南海トラフ巨大地震は、(黒潮の大蛇行の存在がわかった時代以降では)、すべて黒潮の直進期に発生していたことを紹介した。


このことに関心を持ったのは、2014年頃で、下記の「探求三昧ブログ」で書いている。
www.tankyu3.com


また、TOCANAでは2015年に最初に関連する記事を書いた。
tocana.jp
 

黒潮直進期に入って数ヶ月以内に大地震の傾向

今回発表する新たな発見としては、黒潮の大蛇行期間が終了してから数ヶ月のうちに、日本の太平洋側でM7超の海溝型地震が発生する頻度が高くなる傾向にあるということだ。


以下に、わかっている黒潮大蛇行の期間を示し、大蛇行期間終了の数ヶ月以内に日本付近の太平洋側で主にM7.0以上の地震が起きている例があれば下に示す。

■黒潮大蛇行(黒潮異変)が終息した後で数ヶ月以内に日本の太平洋側で大地震が起きた例
◎1854年1月~1854年12月
→1854年12月23日:安政東海地震(M8.4)
→1854年12月24日:安政南海地震(M8.4)
→1854年12月26日:豊予海峡地震(大分県-愛媛県間)(M7.3~7.5)


◎1870年~1875年11月


◎1890年~1891年
→【参考】1891年10月28日:濃尾地震(M8.0)


◎1901年12月~1902年5月頃


◎1906年4月~1912年9月


◎1917年2月~1922年3月
→1922年4月26日:浦賀水道地震(三浦半島東沖)(M6.8)


◎1923年9月~1934年3月頃
→【参考】1934年2月24日:硫黄島近海(M7.1)


◎1934年3月~1944年前半
→1944年12月7日 昭和東南海地震(M7.9)
→【参考】1945年1月13日:三河地震 - Mj 6.8(Mw 6.6)


◎1953年7月~1955年12月頃
→【参考】1955年5月30日:硫黄島近海で地震(M7.5)


◎1959年5月~1963年5月頃
→1963年10月13日:択捉島沖地震(M8.1)


◎1969年3月~1969年12月頃
→1970年5月27日:小笠原諸島西方沖(M7.1)


◎1975年8月~1980年3月
→1980年6月29日:伊豆半島東方沖M6.7 6月25日〜7月 伊豆半島東方沖で群発地震


◎1981年11月~1984年5月
→1984年8月7日:日向灘(M7.1)


◎1986年12月~1988年7月


◎1989年12月~1990年12月


◎2004年7月~2005年8月
→2005年8月16日:宮城県沖(M7.2)
→2005年11月15日:三陸沖(M7.2)


◎2017年9月~2018年x月(夏頃?)

 

考察

このように、16例中8例で、数ヶ月(半年くらい)以内に日本の太平洋側で大地震(M7.0~)が起きていた。
(地震の回数は合計12回)
その他に、【参考】で示した地震の中には、大蛇行期間が終了する少し前に発生したものもある。
更に、該当する8件中の3件が、南海トラフ巨大地震だった。


たとえこのような傾向があるとしても顕著なものではなく、確率的に有意であるかどうかは判断が難しいところだが、今後の課題としたい。

今後の予測

上記のような傾向(法則)があるとすれば、現在起きている黒潮の大蛇行が今年の夏頃に終わると予測されているので、下記の2つの南海トラフ地震の発生条件が揃うことになる。

  1. すべて7月~2月に起きている。
  2. すべて黒潮の直進期(非大蛇行期)に起きている。


そのため、必ず起こるわけではないにしても、注意した方が良いだろう。


【参考】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nagare1982/2/2/2_2_137/_pdf
 



黒潮文明論: 民族の基層と源流を想う

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ラドン濃度グラフ:札幌観測点
ラドン濃度グラフ:市川観測点
ラドン濃度グラフ:広島観測点
『RadGraph - 大気中ラドン濃度グラフ集』より


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