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地震前兆百科:陸上の動物:ウサギ目:ウサギ

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ウサギ(兎、兔)は、広義にはウサギ目、狭義にはウサギ科、さらに狭義にはウサギ亜科またはノウサギ亜科の草食哺乳類の総称だ。
現在世界中でペットとして飼われているウサギは、スペイン半島など限られた地域に生息していたアナウサギという種類が新種改良されたもの。

【目次】

 

ウサギは声帯がないために、滅多に鳴くことはない。また冬でも冬眠しない。

古代から知られていた

古代ギリシャ時代の都市国家スパルタでは、BC469年にウサギが地震を予告したという記録がある。
どのようにしてかは不明だが、2500年ほど前からウサギは地震予知する動物という認識があったようだ。

日本の事例

亀井義次氏の『大地震前兆集』によると、1978年6月12日の宮城県沖地震(M7.4)の4日前に、宮城県志津川町で、飼っているウサギ2匹が金網につかまって立ち上がり、暴れたという報告がある。
岩手県松尾村では、飼っていた10匹が、当日の朝に一斉に暴れだしたという。


逆に、大人しくなってじっとしているケースもあるようだ。
仙台市では、地震の7~8分前に、飼っているウサギが敷きわらに潜り込み、じっとして動かなくなったので、獣医に問い合わせ中に地震が起きたという。

阪神・淡路大震災(1995)

次は、1995年の阪神・淡路大震災の「前兆証言1519!」の報告から。
大阪府高石市では、社宅のベランダでウサギを飼っていたが、地震前日の夜に、ものすごいスピードで小屋の中を走り回っていた。
時には金網や小屋の入口をかじってはまた走り回った。
この現象は、大きな余震の当日にも見られたという。


神戸市では、地震発生の2~3時間ほど前に、やはりケージ内で突然暴れだし、金網をかじって落ち着かない様子だった。
神戸市のある家では、飼っていた白いニホンウサギ2匹を庭に放していた。
地震の2日前の朝に、1匹がジャンプをしてもう1匹を攻撃し、血だらけになって絶命してしまった。


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テレビで紹介された

2008年7月28日のテレビ朝日「ワイド!スクランブル」では、ウサギの危険察知能力を特集した。
そこでは、横浜市のうさぎ専門店の女性オーナーの体験が紹介された。
オーナーが飼っていたウサギが、2005年7月に関東で震度5強の地震が発生する直前に、オウムのような声で鳴いたという。
ウサギには声帯がなく、絶体絶命のような時しか鳴かない。


2008年7月24日に発生した岩手沿岸北部地震の前日朝には、オーナーの元に、ウサギの飼い主から問い合わせの電話が殺到した。
「昨日まで元気だったのにいきなり元気がなくなった」、「エサを食べない」といった報告ばかりだったので、「もしや地震が来るのでは?」と思ったそうだ。


大きな地震があった時には、数日前から飼育相談が集中するため、ウサギには災害予知能力があると思うと語っている。
だが、番組の取材を受けた京都大学防災研究所の科学者は、「あまり信憑性がない」の一言で片付けてしまった。


これを見た出演者のなかにし礼氏は、「脳とか神経の神秘に迫っていくのは科学の基本じゃないか。人間が失った能力を動物は持っている。そういう動物の能力を探れば人間に寄与する」と言って激怒した。
私もまったく同感だ。
多くの人命を救いたいという意志をもって、この分野の研究を始める良心的な科学者が登場することを待ち望んでいる。

【参考文献】

前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない (プレイブックス)

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地震の前、なぜ動物は騒ぐのか―電磁気地震学の誕生 (NHKブックス)

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ラドン濃度グラフ:札幌観測点
ラドン濃度グラフ:市川観測点
ラドン濃度グラフ:大阪東部観測点
ラドン濃度グラフ:広島観測点
『RadGraph - 大気中ラドン濃度グラフ集』より


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