防災三昧 by 地震前兆ラボ - 地震前兆研究家の百瀬直也による地震予知・予測・防災情報

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地震前兆百科:陸上の動物:ネズミ目:ハムスター

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【目次】


ハムスターは、キヌゲネズミ亜科に属する齧歯類の24種の総称だ。
なので、ハムスターという単一の動物種がいるわけではない。
夜行性・雑食性で、大きな頬袋を持つのが特徴。狭義のハムスターは、ゴールデンハムスター(別名シリアンハムスター)を指す。

ハムスターの基礎知識

ペットとして飼われるゴールデンハムスターは、1930年にシリアで捕獲された1匹のメスとその12匹の子供の子孫が繁殖して、世界中に広まったもの。
ハムスターの野生種はヨーロッパからアジアの乾燥地帯に分布し、地中に掘ったトンネルで生活している。


百瀬が飼っているジャンガリアンハムスター(Djungarian Hamster)と、最も一般的なゴールデンハムスターは、交雑できないほどに種類が異なる。
ジャンガリアンは、ドワーフハムスターと総称される中の一つで、非常に小さいのが特長だ。
ジャンガリアンの故郷(原産地)は、カザフスタン共和国シベリアから中国北部にかけて。


ハムスターはネズミに近い齧歯類だから、ネズミと同様に地震に敏感かもしれない。
日本ではペットとして飼われている全体数が少ないせいもあるのか、地震の前兆現象はそう多くはない。
力武常次博士が1978年1月14日の伊豆大島近海地震(M7.0)の前兆現象を調査したデータの中に、ハムスターが2週間前に巣にもぐりっぱなしで餌も食べなかったという例がある。

阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の前兆例

1995年1月17日の阪神・淡路大震災(M7.3)の前の宏観現象報告をまとめた『前兆証言1519!』では、見逃せない報告がある。
兵庫県尼崎市で、大震災発生の3日前に、飼っていたハムスターが、昼間はぐっすり眠っているはずが、落ち着かずにカゴの金網によじ登ってガリガリ掻きむしっていたという。
そのハムスターは、翌日に息絶えていた。
逃げ出そうとしてもままならず、ストレスによって絶命したのだろうか。


神戸市でも、ハムスターが息絶えたという例があった。
オスメス3匹ずつ6匹を別のケージに入れて飼っていたが、1週間前からオスが暴れだし、その翌日に1匹が噛み付かれて血だらけで絶命していた。
その後2匹目も同様に亡くなり、3匹目は地震の2日後だった。
地震の1週間ほど前からエサを食べなくなったという。


兵庫県加古郡では、飼っていたオスメス2匹のハムスターが、地震の6時間前から突然奇声を発して暴れだし、ケージの中を猛スピードで走り回ったり、開閉口に体当たりして出ようとしていた。

L・シューアによる実験

1954年に、動物が電場変動に対してどれだけ敏感かを検証する実験が、L・シューアによって行われた。
雷雨の時に見られるのと同等の交流電場をハムスターにかけたところ、48時間以内に、ハムスターたちは電場の及ばない場所に巣を引っ越した。


故池谷元伺教授がハムスターに電場をかけて電磁波を発生させた実験では、毛づくろいをし、暴れてお互いに噛み合ったり、飼い主を噛んだりした。
電場強度を大きくすると、走りまわり、鳴き声を上げ、コロリと転げて足を上げたりする。
ペットで飼っているハムスターが上記のような行動を取ったら、要注意だ。


以上をまとめると、ハムスターは大地震の前に必至で毛づくろいをし、餌を食べずに巣に篭ったり、数日~数時間前には逆に活動的になり、奇声を発したり暴れたり、仲間や飼い主を噛んだり、ストレスで(?)息絶えることもある。

ハムスターの地震予知利用

ハムスターは、地震の前に活動量が増えるといわれている。
それを利用して、回し車の回転数で地震予知を行おうという動きがある。


私の家でも2017年5月からジャンガリアンハムスターの飼育を始めた。
最近では、写真のような回し車の回転数を自動的に計測するカウンターが付いたものもある。
これを利用して、何らかの成果が出た際には、本サイトで報告することにしたい。

ハムスター運動量と地震発生の関係

Webメディア『TOCANA』で、百瀬が自分で飼っているハムスターの運動量と地震発生の関係について2017年7月25日に下記の記事を書いています。
tocana.jp


現時点(2017/09/03)で、上記トカナの記事で紹介した例も含めて、カウンター値が多い時と地震発生の間に関係がありそうなケースを下記に挙げます。

◎2017年5月27日:約10,000回
→ 2017年5月28日15時18分:埼玉県南部(M4.0、最大震度2)
震源の埼玉県南部は筆者が住む小平市から近いため、これほどの多さとなったのか?


◎2017年5月29日:7,602回
→ 2017年5月29日20時32分:千葉県北東部(M3.1、最大震度2)


◎2017年6月7日:6,262回
→ 2017年6月8日9時25分:千葉県東方沖(M4.7、最大震度3)


◎2017年7月20日:6,220回
→ 2017年7月20日9時11分:福島県沖(M5.6、最大震度4)


◎2017年7月21日:4,975回
→ 2017年7月21日16時7分:千葉県北西部(M4.3、最大震度3)


◎2017年7月28日:5935回
→2017年7月28日16時16分:茨城県沖(M5.0、最大震度1


◎2017年8月2日:7036回
→ 2017年8月2日2時2分:茨城県北部(M5.5、最大震度4)


◎2017年9月14日:6318回
→2017年9月14日9時27分:埼玉県南部(M4.6、最大震度3)


現時点では確証は持てないが、このような対応が見られる。
傾向としては、記録した朝から1~2日後以内に関東地方周辺で地震が発生する場合が多いように思われる。
 

ハムスターしろ子の最新の運動量

百瀬が買っているジャンガリアンハムスター(しろ子)の回し車のカウンター値を毎朝InstagramTwitterで投稿しています。下記に最新の2投稿が表示されます。
PC版では写真にマウスオーバーでカウンター値などの詳細が表示され、クリックで投稿の詳細ページへ飛びます。

@nmomose

 


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まとめ

  • 大震災発生の3日前に、昼間に落ち着かずにカゴの金網によじ登ってガリガリ掻きむしる。
  • エサを食べなくなる。
  • 仲間同士で喧嘩し傷つけ合うこともある。

【参考文献】

地震の確率―ヘビやネズミは知っている! (Nesco books)

地震の確率―ヘビやネズミは知っている! (Nesco books)

前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

参考:百瀬が飼っているハムスターの運動量ツイート

下記のリンクをクリックすると、Twilogの百瀬のInstagram投稿からハムスターのカウンター値の報告だけを抽出して見ることができます。
twilog.org

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