防災三昧 by 地震前兆ラボ - 地震前兆研究家の百瀬直也による地震予知・予測・防災情報

地震前兆研究家・百瀬直也が地震予知・予測・前兆現象・防災など災害関連情報を提供するサイト&ブログ。

【地震前兆百科】ヒト:幼児や赤ちゃんの夜泣き

スポンサード リンク

f:id:nmomose:20180416123310j:plain


2004年頃、当時の妻との息子が夜泣きして1時間ぐらい収まらない日々が数日間続いた。
それは、2004/12/26に発生したスマトラ島沖地震の10日前頃から始まった。
それ以来、赤ちゃんの夜泣きが地震の前兆である可能性を検討するようになった。


あくまでも可能性として考えているが、過去の大地震の前の事例で、そうかもしれないというケースを紹介する。

【目次】

 

阪神・淡路大震災(1995)

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の前兆現象の記録である『前兆証言1519!』の「ヒト」の章では、赤ちゃん・幼児の「夜泣き」のケースが4件見られる。

37. 1時間前、1歳5ヶ月の幼児がいつもと違い大声で泣き続けた
(伊丹市・主婦)
私は1歳5ヶ月の男児がいます。地震の1時間前(午前4時38分)いつも夜ぐっすり眠る子がふだんと違った大声で30分ぐらい泣き続けました。手を握ると寝るのですが、ダッコしても手を振っても寝ずに泣き続けました。その話を友人にすると、友人の子供も同じように泣き続けたということです。友人もまた門司市の知人に話をすると門司の知人の子供(1歳)も、ダッコしても何をしても泣き止まなかったとのことです。
(『前兆証言1519!』、弘原海清・編著、東京出版より)


この場合、地震の直前だったこともあり、地震前兆だった可能性は高いと思われる。
門司市の知人のケースは、どうかわからない。

40. 当夜3時頃いつもはよく寝る7ヶ月の幼児が起きてグズった。
(明石市・男)
いつもはよく寝る7ヶ月の子供が17日の午前3時頃起きてグズった。(ミルクを飲んだら寝たけれど)同じアパートの3ヶ月の赤ちゃん(いつもは一度のミルクで寝る)が揺れる直前に起きて大泣きしたため、夜中2度目のミルクをやっていたら地震が来たということです。【後略】
(『前兆証言1519!』、弘原海清・編著、東京出版より)


この場合、書いている本人のケースは、通常の夜泣きかもしれない。
同じアパートの住人の場合は、直前であることから、地震前兆の可能性がある。

49. 1週間前から8ヶ月の幼児の夜泣きがひどくなり、地震後止んだ。
(神戸市・会社員)
私の8か月の子供が地震発生の1週間前から夜泣きがひどくなり、また夜突然起きて1人で遊び始めました。1月17日以降2〜3日してそのような状態はなくなりました。他の家の皆様はどうだったのでしょうか。疑問と質問をかねてFAXさせて頂きました。
(『前兆証言1519!』、弘原海清・編著、東京出版より)


このケースでは、夜泣きについては前兆かもしれないが、夜に突然起きて遊び始めたことは、どうかわからない。

50. 当日未明9ヶ月の赤ん坊が火のついたように泣いて抱き上げると、そこにタンスが落ちてきた。
(大阪市中央区・公務員)
同じ職場の同僚は、17日未明(午前4時頃)に9か月の赤ちゃんが火のついたように泣きだし、父親(同僚)があやしていたところ地震が来ました。すると、今まで赤ちゃんが寝ていた所にタンスが落ちてきて、間一髪助かりました。箕面市の自宅でのできごとです。この赤ちゃんは普段でも時々夜泣きするんですが、今回のように泣いたのははじめて、ということです。
(『前兆証言1519!』、弘原海清・編著、東京出版より)


以前にTOCANAでも紹介したケースだが、この場合は前兆現象というよりも、超常現象的要因を検討する必要があるかもしれない。

百瀬の子供の事例(Yの場合)

前述のように、2004年12月中旬に、当時の妻との息子(Yとする)が夜泣きして1時間ぐらい収まらない日々が数日間続いた。
それが始まったのは、2004/12/26に発生したスマトラ島沖地震の10日前頃からだった。


だが、東京-スマトラ島の震源間は4000kmほど距離が離れているため、電磁波などによる説明は難しいかもしれない。
たまたま大地震と重なったか、または他の可能性として、超常現象的要因を検討すべきかもしれない。


赤ちゃんの夜泣きの要因として、気圧などの気象条件があるという説もあるが、2004年12月は、12/6~12/28の間は東京はほとんど雨が降らなかったことを気象庁の過去データで確認していて、気象要因などは考えにくい。


その後にも、以下に記すような事例があった。

2005/02/22(火):1:00頃、夜泣きしてぐずって、しばらく寝なかった。


同日の午前中(日本時間)、イラン南東部でM6.4の地震が発生。犠牲者400人。
これも遠方の地震のため、電磁波要因などの説明は難しいかもしれない。

2005/02/16(水):1:00頃、息子が歯ぎしりをした後、しばらくして、恐い夢でも見たかのように、目を閉じたまま泣き出した。
チュッチュを加えさせるといったん寝たが、2時頃にまた起きて、一人で遊んだり、ぐずったりしていた。


その日の朝4:46頃、茨城県沖でM5.4、最大震度5弱の地震が発生した。

2005年3月中旬、毎晩のように夜泣きして、しばらく寝ない夜が数日続いた。


2005/03/20 10:53、福岡県西方沖地震、M7.0が発生した。


Yは生まれて以来、ほとんど夜泣きというものをしたことがない子だった。
もちろん授乳期には夜泣いて母親を起こすが、おっぱいを飲んだ後はすぐに寝入ってしまう。
病気などの特別な理由がない限り、夜泣きというものをしなかった。
そのため、上記の例のように夜泣きが数日間も続くようなことは、非常に珍しいことだった。

百瀬の子供の事例(愛弥美の場合)

現在の妻(タイ人)との娘の愛弥美は、2014年5月時点で生後2ヶ月半ほどだった。

2014/05/12は、なぜかずっと機嫌が悪く、原因不明で泣いていることが多かった。
ふだんは無駄泣きすることはなく、夜泣きとも無縁の子が、珍しくグズっていた。
妻によると、前日の11日もずっと機嫌が悪かったという。


翌日2014年5月13日8時35分頃、千葉県北西部でM4.9、最大震度4の地震が発生した。


http://instagram.com/p/oHZSH3I2r2/


2014/05/05 5時頃に起きた伊豆大島近海M6.0の時も、5/13 8:35の千葉県北西部M4.9の時も、地震の前に泣いて起こされて、オッパイを飲ませていた時に揺れた。


愛弥美も、2歳上の息子の龍矢も、赤ちゃんの時には類似の例が多かったように思う。
ただ、私が多忙だったため、観察する余裕がなかった。


以上の自分の子供たちの例では、地震の震源から遠方だという理由などから、地震前兆と断定するには弱いと思われるケースもある。
しいていえば、Yの場合の方が可能性としてあるかもしれない。
Yも龍矢も愛弥美も、「胎教」に励んでいたことが影響があるのか、まったく無駄泣き、つまり意味なく夜泣きすることが滅多になかったので、原因不明で夜泣きする時は珍しく、あとになってもよく覚えていたということはある。

大地震後の夜泣き

東日本大震災の後で、赤ちゃんが夜泣きがひどくなって、なかなか寝なくなったことを訴えるお母さんが増えたようだ。
これは前兆現象とは切り離して考えなければならないだろう。
ちょうど恐怖心を無意識にためやすい人が大地震の後で地震の夢をよく見るようになったというケースに類似しているかもしれない。

まとめ

赤ちゃんや幼児の夜泣きについては、大人の「体感」のようにパルス電磁波要因で説明しようとするよりも、むしろ超常現象的な要因で説明できそうなことも少なくないように思われる。


赤ちゃんは訴えることがあっても言葉が話せないために、夜泣きをしてもその真の原因を探るのは容易ではない。
夜泣きをしたらすぐに地震前兆と結びつけることはせず、客観的に観察することが大切だろう。


この点も含めて、今後もデータ収集して、このページに追記していくことにしたい。

【参考資料】

◎『前兆証言1519!』(弘原海清・編著、東京出版)

前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

◎『【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない』(池谷元伺、日本放送協会)
[amazonjs asin="441301877X" locale="JP" title="【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない (プレイブックス)"]
[su_spacer]




ラドン濃度グラフ:札幌観測点
ラドン濃度グラフ:市川観測点
ラドン濃度グラフ:大阪東部観測点
ラドン濃度グラフ:広島観測点
『RadGraph - 大気中ラドン濃度グラフ集』より


Copyright (C) 2016-2018 Naoya Momose. All Rights Reserved. Email